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南ケ丘アイリス

since. 1974

名古屋市千種区南ケ丘1丁目

Total units. 63

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晴れた空に冴え冴えと映える白い壁。
千種区の丘陵地帯、南垂れの傾斜地に沿って建つ集合住宅「南ケ丘アイリス」です。

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敷地は北側、南側の2面道路に面しており、A棟・B棟、そしてそれを囲む様に作られた3つの日本庭園、エントランスと各棟をつなぐ階段から成り立っています。

南側、北側 両方の道路から敷地に入る事ができますが高低差があるにも関わらず、エレベーターはありません。住民は各住戸まで階段、あるいは敷地東と南側にある庭園の小道を使います。

庭園には様々な樹木が茂っており、それを見ながら登っていくと、住戸までの段差もさほど気になりません。ちょうど私が散策している最中。

住民の子供たちが慣れた足取りで私の横を追い抜き、走り過ぎて行きました。

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建物の特徴から新築当時の人々の意識が伺えます。南ケ丘アイリスが建築された頃は環境問題への意識が高まった頃で、静かな環境や敷地内の散歩道、お年よりがくつろげる空間。

ゆとりある占有面積、採光、通風、自然を生かして眺望・日射を楽しみたいといった要素が集合住宅にも求められていたそうです。

南ケ丘アイリスは、まさにその時代のニーズに応えたかの様な空間で、傾斜地ならではの自然がほどよく残った敷地内の庭園や枯れ池は都会の中にも関わらず、戸建てのようなプライベート感とある種の静けさを感じさせてくれます。

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著者が以前お世話になった方が、南ケ丘アイリスに住んでみえるので、お部屋に入らせていただきました。住戸は占有面積85m2、バルコニーに出ると傾斜地ならではの素晴らしい景色が目に飛び込んできました。

西には名駅のビル群、正面には東山給水塔、立地がすり鉢状になっていることから、都会にも関わらず緑が豊富に残る南ケ丘の森や街並みがジオラマのように広がります。ご主人のデスクが部屋の一番眺望が良い場所に備えられる予定だそうです。

「こんな眺望をみながらの時間はさぞかし豊だろうなあ」と思いました。

地下鉄の駅まで若干の距離があるにも関わらず、住むに値する景色と自然環境があると思わせる南ケ丘アイリスの白い壁は、今日も街の景観を豊かに育てます。

南ケ丘アイリス 概要

所在地:名古屋市千種区南ケ丘1丁目10-62
交通:地下鉄名城線「自由ヶ丘」駅 徒歩14分
階数:4階建
建物建築年月:1974年10月
総戸数:63戸
構造:RC造
土地権利:所有権
敷地面積:4447.64㎡

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